錦織圭、テニス全豪オープンの3回戦の相手は、ガルシアロペス(16位)に決まりました。
ガルシアロペスは過去トップ10にも張っている選手で、この対戦は過去2勝ですが、
前試合と同様、ランク下位の選手と言っても、そのランクは参考程度で、その一戦が勝負と
なります。
第1S(セット)が開始され序盤は互いに、サービスゲームをキープした好試合でしたが、
錦織は第7Gを落とし先行されます。
錦織はラリー戦に優位となるゲームが多い中で、ロペスもラリー戦を得意としますので
互いに長い互角の打ち合いとなり、サービスが入らない錦織は、先手を取れず苦戦します。
しかし、第10Gをブレークバックして、ロペスのサーブの精度が落ちた第11Gのセット
ゲームを制して、7-5で勝ちました。46分にも及ぶ死闘でした。
第2Sは、錦織のサーブで開始され、第1Gは錦織のアドバンテージとなりますが、
1STサーブが不調で、ウイニングショットのミスも重なり、ロペスに追い上げられて、
第1Gをブレークされ、更に、その後第5Gもブレークされて、このSを、2-6で落と
します。
第3Sは、後半からサーブが決まり始め、又リターンも良くなり、第7Gをブレークして、
そのまま、6-3で勝ち、SC(セットカウント)2-1と先行しました。
勝負の第4Sは、1STサーブの精度が回復し、ストロークミスも少なくなり、ロペスとの
打ち合いも先行し、ネットも取れて、3Gをブレークして、そのまま、6-4で勝ち、この
第3回戦に勝利しました。
錦織のこの試合の1STサーブの確率は、第1S 55%、第2S 66%、第3S 40%、第4S 84%。
実に、2時間11分の攻防でした。
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